絶対に無くならない人種差別

チョンの意味

海外旅行をする上で絶対に避けられないのが人種差別である。
日本は単一民族国家である。しかしそれでも、在日韓国人や中国人に対する差別が存在する。「チョン」とは朝鮮人の略であり、インスタントカメラの事を「バカチョンカメラ」というのは、バカでもチョンでも使えるカメラという意味で差別用語である。

日本では分からない差別の現実

移民国家ではもっと酷い差別がある。人種のるつぼと言われるアメリカでは、連邦法で人種差別が禁止されているので、表向きには人種差別は無い事になっている。しかし実際には人種差別は当たり前のように存在している。奴隷制の存続の可否が原因となって勃発した南北戦争は100年以上も前の内戦であるが、現在でも奴隷まではいかなくとも黒人が白人に差別される状況は何も変わらないのである。世界の金融の中心で流行の発信地であるNY、「レッドウッド・カーテンの向こう側」と呼ばれるカリフォルニア・ロサンゼルスでは黒人が企業幹部として活躍しているのも珍しくないが、ルイジアナ、ミシシッピなどの南部ではホワイトカラーの黒人が非常に珍しい。南部の差別が酷い州は貧しい州で、アメリカこそ唯一の正義であると信じている。そして、正義を貫くためなら何をしても良いと思っているキリスト教原理主義者が多い。
南米を日本人が歩けば、大抵「チーノ」とはやし立てられる。これは中国人の蔑称で、昔奴隷として中国人を移民させた事に由来する。日本人と分かれば態度は変わるが、東洋人を一目見ただけで区別できる人間はまずいない。
ヨーロッパはどうか。2005年に起こったパリ暴動事件は、アフリカや中東からの移民への差別が原因だ。サッカーのジダン選手が2006年ワールドカップの決勝戦で、イタリアのマテラッツィ選手に頭突きしたのは、人種差別発言をされたのが原因である。世界に複数の人種、民族がいる限り、人種差別は無くならない。

海外旅行に行けば日本では分からない人種差別の実態が見えると思う。有色人種である以上、差別を受ける事も多いであろう。海外に行くからにはただ観光するだけでなく、人種差別の罪深さも考えてみてはいかがだろうか。