遠くて近い街…ブラジル・サンパウロ
一番日本っぽい街
ブラジルは日本から一番遠くに位置する、地球の裏側にある国である。しかし地理的には非常に遠いものの、1908年に最初の日本人移民船、笠戸丸が到着して以降、続々と日本人が海を越えてブラジルに渡り、現在では140万人という海外で最大の日系人社会を誇っている。その内100万人が住むサンパウロには、ロサンゼルスのリトルトーキョーと並ぶ日本人街、リベルダージがある。海外の日本人街はリベルダージとリトルトーキョーの2つしかない。ここは入口に鳥居と橋があり、橋はサンパウロと姉妹都市提携を結んでいる大阪にちなんで「大阪橋」と名付けられた。地区全体の街灯が鈴蘭の形をしていたり、中心部には日本式庭園が設置されているなど、随所に日本らしさが取り入れられている。地下鉄リベルダージ駅前の広場では、七夕、茅の輪くぐりや甘茶の振る舞いなど、日本の年中行事が行われている。
中南米の首都
そんなサンパウロはブラジルのみならず南米の中心都市である。人口は周辺のサンパウロ圏を合わせると1,000万人を超え、東京、メキシコシティ、ニューヨーク、ロンドンに次ぐ世界第5位の都市である。サンパウロの目抜き通り、パウリスタ大通りには世界中の大企業や金融機関などが多数進出しているし、サンパウロ証券取引所は中南米最大の取引高を誇っており、まさに南米の経済の中心地である。また、様々な人種が混ざり合っているブラジルの中でも特に多彩な構成を誇るサンパウロは、経済のみならず文化や流行の発信地としても注目を浴びている。公共交通機関は路線バスと地下鉄、鉄道が網の目のように張り巡らされているし、ニューヨークに次いで世界第2位の規模を誇る長距離バスターミナルからは、ブラジル第2の都市、リオ・デ・ジャネイロや首都、ブラジリアなど国内の主要都市はもちろん、周辺国の首都に向かう国際線も運行されている。また、サンパウロとリオ・デ・ジャネイロの間には「ポンチ・アエーレア(空の架け橋)」と呼ばれるシャトル便が就航しており、世界でも有数の搭乗者数を誇る。
地理的には遥か遠くではあるが、心情的にはすぐ隣りにあるような街、サンパウロ。海外で最も日本を感じられるサンパウロで、日本人としての自分の根っこを探してみませんか?
地理的には遥か遠くではあるが、心情的にはすぐ隣りにあるような街、サンパウロ。海外で最も日本を感じられるサンパウロで、日本人としての自分の根っこを探してみませんか?